リスボン市電&台湾鉄路局EMU700

 今回も動画をアップしました。リスボン路面電車と、台鉄EMU700の2本です。


 クラシカルな2軸単車で有名なリスボン市電。スペインやイタリアとはまた違った雰囲気の、迷路のような旧市街を走る電車は、ホント乗ってるだけで楽しいです。
 「鉄」的には、軽く90‰以上はあるんじゃないか?と思われる急勾配や、ものすごい逆カントで合流するポイントにガントレット、なんでもアリの路線が見どころ。「電車ってこんなところも走れるんだ」と感心してしまいます。釣り掛けモーターの唸りが聞こえてきそうな車両ですが、走行装置は全部新型に交換されているので、走行音が極めて静かなのもポイントです。

 リスボン市電乗車記もどうぞ。

  • 台湾鉄路局EMU700 車内メロディ


 台鉄の新型電車EMU700は、日本車両(と台湾車両)が製造しただけあって日本の電車の雰囲気があちこちに感じられますが、なんと車内アナウンスの前に流れるメロディがJRの発車メロディと同じ。中央線新宿駅特急ホームとかで使われている「See you again」という曲です。この動画は松山−台北間で撮りましたが、南部ではこれとは違うメロディ(やっぱり日本の発車メロディ)が使われていました。北部の車両(新竹機務段所属)と南部(嘉義機務段)で違うんでしょうか?
 この前小淵沢駅を通ったときにこの曲が聞こえてきて「あ、台鉄だ」と思ってしまいました。また台湾行きたいなあ。
 EMU700についてはこちらもどうぞ。


 ちなみに、どれも以前撮った奴をファイル整理のついでに編集しただけで、別に今ポルトガルや台湾にいるわけではありません。残念ながら。
 前に書いたrenfeのチャンネルも含めYouTubeで外国の鉄道の動画をちょくちょく見てますが、やっぱり列車というのは動いて音を発するモノだけに、動画で見られるのは面白いですね。基本的にはアマチュアが撮った映像なので、テレビだったら恐らくカットされるであろう「絵」的にはなくてもいいものや場面が映りこんでいたりしますが、むしろそれが現場の空気を感じさせてくれます。映像を見るというより自分がその場にいる雰囲気を味わえるんだな。
 今でも「鉄」向けの書籍や鉄道雑誌なんかで外国の鉄道が取り上げられる機会はそれほど多くないですが、ネットを使えば外国の鉄道会社やメーカー、各国のメディアからファンのコミュニティまでタダで見られるわけで、それは本当にありがたいことだと思います。中学生や高校生の頃は列車の写真が出てる旅行パンフを集めたり、いろんな国のガイドブックの「交通機関」の章とかを目を皿のようにして立ち読みしてたなあ。