長野新幹線E2系 N1編成

 もう数え切れないほど乗っている長野新幹線「あさま」。全部でN1〜13、N21の14編成ありますが、今までこの編成だけは乗ったことがなかった。
 N1編成です。
 E2系は試作車が2編成あり、1本は北陸新幹線用としてノーマルな編成、もう1本は東北新幹線用として先頭車に自動分割併合装置を備えた編成が造られました。前者が現在のN1編成です(ちなみに後者はN21編成になった)。経緯は知っていましたが、実際乗ってみたらこんなに違うとは思わなかった。乗ってすぐわかる異端車といえるでしょう。


 先頭車。実は前頭部の形も微妙に違うらしいですが、ちょっとそこまではわかりません。というか、乗るまでこれが普通と違う編成だとは気がつかなかった。


 車内に入ると雰囲気が違います。何しろ客室端部の壁が木目。E2系1000番代みたいですね。ちなみに普通のE2系「あさま」はクロス張りです。


 座席もE2系1000番代のように、肩の部分に握り手がついています。というか、シートそのものが1000番台と同じものなのかも。


 ほかの「あさま」E2系では一直線になっている窓枠の下の部分の張り出しも、座席の部分だけ凹んでいます。窓下もほかの編成ではクロス張りですが、この編成はFRPかなにかの成型品です。

 乗り慣れているつもりの路線でも、意外な発見があったりするもんですね。