小田急1000形がRhBカラーに!

 小田急電鉄は2009年3月14日のダイヤ改正から、箱根登山線小田原〜箱根湯本間で運行する1000形(4連)3本を、箱根登山鉄道1000形、2000形と同様の塗装に変更。(参考=小田急プレスリリース(pdf)

  箱根登山線の小田原〜箱根湯本間は、06年3月のダイヤ改正以降小田急車両のみの運転になっていますが(そういえばこの区間を走る箱根登山車両を撮りに行ったなあ)、ここを走る小田急車両を箱根登山カラーにしよう、ということですね。


 コレは面白い。

 箱根登山1000、2000と同じということは、要は姉妹鉄道であるRhB*1の電車・機関車のカラーリングです(客車は違う)。箱根登山の車両がこの塗装なのはもはや馴染んでしまいましたが、今回は見慣れた小田急の通勤車ですからね。小田急線がスイスの電車の塗装になるってわけです。
 プレスリリースにはイメージ写真が出ていますが、ステンレスの銀色の部分を上手く生かしていてなかなかいい感じ。実際には塗装ではなくラッピングになるのでしょうか。もしRhBに4扉通勤車が投入されたら(絶対ないだろうが)こんなデザインになるかも?ぜひスイスの鉄ヲタに見せてあげたい。
 運転区間小田急線新松田〜箱根登山線箱根湯本間となっていますが、ぜひ私の故郷・鶴川でRhBカラーの電車を見たいので、何かの都合で新宿まで乗り入れたりするのを期待しています(笑)。

 そういえば以前、MGB*2と提携している富士急にもMGBカラーの電車が走ったことがありましたね。逆に日本の鉄道の塗装になったスイスの列車も見てみたいところ。青い富士急の塗装(富士山の部分を尖らせてマッターホルン型にするとか)になったMGBのペンデルツークとか、前面展望列車つながりでロマンスカーVSEのカラーリングになったMOBの「クリスタル・パノラミック・エクスプレス」とか、ちょっと見てみたい気がします。

*1:レーティッシュ・バーン。スイス東部・グラウビュンデン州に約360kmの路線網を持つ同国最大の私鉄。「氷河急行」「ベルニナ急行」で有名。08年には同社ベルニナ線、アルビュラ線が世界遺産に登録。

*2:マッターホルン・ゴッタルド・バーン。RhBと接続し、「氷河急行」を走らせている私鉄