鉄ミヤゲ「国鉄券売機型ミルクコーヒーパイ」

 たまたま寄った大宮駅のNEWDAYSで発見してしまったコアすぎる商品。

 なんと懐かしの(一定年齢以上の人には)「国鉄の券売機」をかたどったパッケージのパイなんです。なぜに券売機でパイ?と突っ込みたくなりますが、「国鉄 近距離きっぷ」と書かれた黄色いパネル、赤いカバーのかかった「こども」料金のボタンの部分なんかがちゃんと再現されたやたらリアルなパッケージは当時を知る人なら感涙モノ。側面のピンク色の部分が「こくてつ JNR」の切符の地紋になっているところも泣かせます。

 外箱が券売機、ということで、当然中身は切符型の個包装。これもリアルですねー。外箱の開け口がちょうど券売機の切符取り出し口にあたる部分を切り取るようになっていて、切符を取り出すようにパイを取り出せるのがミソ。切符ならぬパイは15枚入っています。あ、ちなみに中身は普通に美味しいです。


 しかし、電車型の缶に入ったクッキーくらいならまだわかりますが、これは超マニアックすぎ。しかもただの券売機ではなく、今どきのお子様にはほぼ確実にわからない「国鉄」の券売機をかたどった、というところが凄い。けっこう濃い「鉄」でもなかなか思いつかないでしょう。都電や江ノ電といった「電車型もなか」に始まった(と思う、たぶん)鉄道系お菓子もついにここまできたか!って感じです。
 鉄道博物館のある大宮だから?とも思ったのですが、製造は西日暮里にある会社でした。ということはほかの駅でも売っているんでしょうか?なにはともあれ、企画者は相当な「鉄」でしょうね、これは。