南海のドア挟み事故

 南海でドアにベビーカーを挟んだまま約140m引きずるという事故があったが、本当にこの手の事故は後を絶たないな。全国的に報道されるレベルの事故だけでもほぼ毎月のように起きている気がする。
 もうこれは「車掌や駅員の注意力不足」とかそういったレベルの問題ではなく、一部の私鉄でやっているようなドアへの赤外線センサー取り付けを標準化するとか、機械的に解決すべき問題じゃないだろうか。これからは恐らく都市部でもワンマン運転の路線が増えるだろうし、この類の事故の被害者には定期外客では主要客層(だと思う)の年寄りや女性が多いようだから、バリアフリーや「安心して利用できる」という意味での顧客サービスとしても考えられていいと思う。
 今後、通勤車両は車体仕様の標準化がさらに進んでいくだろうから、今のうちに仕様として定めてしまえばコストも下がるだろう。E233増備車あたりからどうでしょうか>JR東&東急車輛
 本当は都市部だけでもなんとかホームドア付けられないのかな、と思うんだが…。混雑する路線では遅延の原因になるとか、「むしろ危険」という意見もあるが、恐らく国内のホームドア設置路線では一番混むであろう丸の内線はうまくいってるのかな?
 ホームドア・空調完備、乗り換え簡単の香港地下鉄(地下区間)は都市鉄道としてはほんと理想的な姿の一つだと思う。車両のクオリティは日本の方が断然上ですが。