アメリカ・古き佳きインターアーバン黄金期に思いを馳せる。

 「インドが熱い」とか言ったばっかりなのにいきなりアレだが、最近アメリカの電車黄金時代のインターアーバンも俺の中でかなり熱い。特にロサンゼルス一帯に大規模路線網を張り巡らせたPE(パシフィック・エレクトリック)とか。実はきっかけは2ちゃん海外鉄道板の某スレッドだったのだが、いろいろ調べてみると今は跡形もなく消え去っているアメリカの電鉄ってこんなにすごかったのか、と驚くばかり。PEも「ああ、GMに潰された電鉄会社な*1」と名前や存在くらいは知っていたが、100年前にはすでに「アーバンネットワーク」並みの路線網があったというのにびっくり。ちょっとこれは全貌を知りたい。
 というわけでPEの本を購入。

 その名も「PACIFIC ELCTRIC RAILWAY」。これは南部の路線網について書かれた"Volume 3"で、1と2はなかったのでこれだけ買った。写真がメインの解説本で、なにしろ撮影されたのが日本でいえば大正―第2次大戦直後なだけに全部モノクロ。しかし、凄いです。複々線区間やビルの中のターミナルが明治期にすでに存在していて、でも車両は木造車。かっこよすぎ。しかも大半が戦前に廃止されているというのがすごいところだ。
 で、その「インターアーバン」の歴史を知りたいと思って、アマゾンで探して購入したのがこの本。
The Electric Interurban Railways in America
 "The Electric Interurban Railways In America"。たぶん読めばインターアーバンの栄枯盛衰が一通りわかるんだと思う。しかしこれは趣味的な本というよりは経済学的観点から見た硬派な本っぽい。今までに洋書はいろいろ買っているとはいえ、大体は写真が載ってる本だからまあ見りゃわかる、という部分があったがこれはガチで英語の字ばっかりのペーパーバックである。俺は英語は嫌いではないができるとか得意だとは口が裂けてもいえない*2。果たして俺にちゃんと読めるんだろうか?まあ英語の勉強だと思って読んでみようと思う。
 しかし興味関心がどんどん多方面に広がってきていてちょっと収拾つかなくなってきてます。でも「どれかに絞る」とかいう考えは全くないですけど。

*1:これは諸説あるらしいが

*2:実は大学の卒論は英語で書かされましたが内容・文法共にアメリカ人5歳児の作文以下の出来だったという自信がある