FER Vivarto

 イタリアの鉄道ニュースサイトFerrovie On Lineによると、私鉄、というか日本的にいえば第三セクターのFER(Ferrovie Emilia-Romagna)*1に新型2階建て客車Vivaltoが登場した模様。ちなみにVivaltoというのは最近Trenitaliaが都市近郊で導入している2階建て客車で、要するに色違いだ(編成も短いようだけど)。
 別にFERに乗ったことがあるわけでもなんでもないんだが、なぜ気になったかといえば俺はFERの電気機関車、E464のモデルを持っているのだ。

 (A.C.M.E製 FER E.464 902号機)

 E464といえば今やTrenitaliaで一大勢力となっている機関車で、俺も各地でこの機関車が引っ張る列車を見たり乗ったり撮ったりしたので一台欲しいなと思って模型屋に行ったらこのFERバージョンがあって、なんとなくイタリアっぽい鮮やかな塗装に惹かれてTrenitaliaバージョンではなくついこっちを買ってしまったのです。全世界450台の限定品であるというのもちょっとポイントだった。
 しかし手に入れたはいいが、よく考えると相棒となるべき客車がないよなあ、と思っていたのだが、しばらくしてからこれはFERがVivartoを牽引させるために導入した機関車で、まだ客車が完成していないので今はTrenitaliaの客車を牽いて走っている、というのを知った。
 つまりは今まで本来の相棒がいなかったわけだが、それがようやく登場したということですね。ただ模型を持っているだけなんだが、なんとなく嬉しかったりする。
 ちなみにエミリア・ロマーニャ州というのは食い物がとても旨そうなので、いずれはこの列車の実物との御対面を兼ねて名物料理を食いながら優雅な乗り鉄の旅に行きたいもんだ。

*1:エミリアロマーニャ鉄道。エミリア・ロマーニャ州(州都ボローニャ)を走るいくつかの私鉄を統合して2000年に発足。州が約6割、あとは沿線自治体が出資