Trainspotting

 小田急直営のグッズ屋トレインズが「小田急電車手帳」というのを4月1日に発売するそうです。中には今年3月末現在の小田急在籍全車両の番号が編成ごとに載っていて、「車体番号を編成ごとに記録」できる、というもののようだ。
 これって要はトレインスポッターズ・ガイド?ですね。日本は「撮り鉄」が圧倒的に多いと思うのだが、欧米では「記録鉄」というかとにかく遭遇した車両の番号をひたすら記録するぜ!という人たちがかなりいるそうで、そういうのをTrainspottingというのだ。
 確かに海外の車両ガイドの本(俺が何冊か持っている、イギリスの出版社が出しているヨーロッパ各国のシリーズとか)を見ると写真やスペックはそこそこで、あとはひたすら所属機関区と車番が載っている。こういうのを参考にこの形式は全部制覇したとかなんとか、いわゆる「乗りつぶし」的にやっていくんでしょうね。白地図になってる路線図の車両版ということだな。
 これは毎日乗る人ならけっこう面白いかも。というか、少し前まではこういう記録をちゃんと取っている人は多かったらしい。本当にベテランのファンの人って、それこそ戦前とかから継続して乗車記録や編成記録なんかを付けている人が多くて、それが今となっては社会的にも当時の貴重な資料になったりしているのを見ると、こういう記録をとっておくのは「研究」の基本なのかもしれない。
 ちなみに俺は2000年頃、京王8000の記録を編成ごとにけっこう細かく取っていたのですが、その手帳はどっかに行ってしまったのだった。覚えてるのでは第8編成だけなぜか側面行先表示がLEDだったり(その後9、10編成は幕式で、第11編成以降LEDになる)とか、8125がシングルアームパンタグラフ装備(ちなみに向きは>橋本・京八→)だとか、そりゃネットで調べりゃ一発なんだろうが、自分で調べるってのもなかなか面白いのだ。