台湾鉄路管理局 R100型柴電機車

 台湾の機関車のHOモデルを入手。
 日本で台湾の模型を扱っている南洋物産(旧佐藤商会)のサイトを見ると、Nの方が車種は多いようだ。でもやっぱり外国車両はHOでいきたいなあ、ということでHOのR100ディーゼル機を通販で購入。迅速に対応していただきました。ありがとうございます。

 台湾の「黒頭仔」というメーカーの製品。いかにもアメリカン・スタイルです。俺はもともと海外の鉄道に興味を持ったのはアメリカからだったので、こういうフード型ディーゼル機は好きだ。
 模型は簡素だがモールドもシャープでけっこういい出来で、雰囲気としては欧州型でいえば出来が向上してきた頃のリマ製品という感じ。手すりは軟質(本当に柔らかい)プラ製。動力は真ん中にモーターを置いてシャフトで両台車駆動。実車の軸配置はA1A-A1Aだが、模型は全軸駆動だ。超シンプルなつくりだが、それゆえ?走りは安定している。ただ構造上、分解して車輪を抜き取るのは困難そう。説明書によると最急通過カーブはR450だが、R356.5を全く問題なく通過しました。
 車体裏を見るとブラジル・Frateschiの刻印があるので、製造はここがやっているのでしょう。
 ちなみにR100型はGM製の電気式ディーゼル機で、Rは本線用機(ロードエンジン)。台鉄には似たような形のディーゼル機がR150、180、190とあるが、台湾で買ってきた「台湾鉄路火車百科」によるとR100以外は軸配置がCo-Co(要は3軸とも動輪)だそうです。外観的には、R150以降の形式は側面の台枠がむき出しになっている。そういえば大昔の「Rail Magazine」に台鉄の記事があったなあと思って探してみたら、ちょうど20年前の87年5月(41号)にDLの解説があった。そこに形式の解説で「大型機はラージのR…」と書いてあるんだが、え…?