京急、16駅の列車接近メロディ決定!
京急は羽田空港駅開業10周年にあたる18日から、同線内の16駅で、それぞれの駅にちなんだ列車接近案内メロディを順次使用開始する。(参考=京急プレスリリース)
各駅にちなんだメロディといえば、昔は西鉄の特急の車内チャイムがCHAGE&ASKAや井上陽水、藤井フミヤ(チェッカーズの曲だったかも)とか、地元出身アーティストの曲を使っていてなかなかやるな、と思いましたが、今回の16駅も「へぇー」という感じです。ちなみに曲目は公募で決定し、それぞれの駅のメロディは以下の通り。
駅名 | 曲 |
---|---|
品川 | 赤い電車(くるり) |
青物横丁 | 人生いろいろ(島倉千代子) |
立会川 | 草競馬 |
平和島 | いい湯だな(デューク・エイセス) |
京急蒲田 | 夢で逢えたら(ラッツ&スター) |
羽田空港 | 赤い電車(くるり) |
京急川崎 | 上を向いて歩こう(坂本九) |
横浜 | ブルーライトヨコハマ(いしだあゆみ) |
上大岡 | 夏色(ゆず) |
金沢文庫 | MY HOME TOWN(小田和正) |
金沢八景 | 道(EXILE) |
新逗子 | LIFE(キマグレン) |
横須賀中央 | 横須賀ストーリー(山口百恵) |
堀ノ内 | かもめが翔んだ日(渡辺真知子) |
浦賀 | ゴジラのテーマ |
京急久里浜 | 秋桜(山口百恵/さだまさし) |
三崎口 | 岬めぐり(山本コウタローとウィークエンド) |
16駅、全15曲です。けっこう新旧バランス取れてるんじゃないでしょうか。
京急といえばやっぱりくるりの「赤い電車」ですが、以前から使われている羽田空港駅のほかに、京急を代表するターミナル・品川にも登場です。もはや京急の企業イメージソングか?今回、羽田空港駅はこのためにくるりの岸田氏に「譜面を書き起こしてもらいました」ということで、力入ってます。
「ブルーライトヨコハマ」「横須賀ストーリー」あたりはまあ想像つきますね。「秋桜」は朝のホームで聴くにはちょっと暗いか…。青物横丁は、乗り入れ列車のあるこの区間なら「電車もいろいろ」走っているからいいかも。蒲田はJRのほうは「蒲田行進曲」が使われてますが、個人的には曲の好みでいったら京急の勝ち。上大岡はさわやかです。運転士も「ブレーキいっぱい握り締めてゆっくりゆっくり」走っていったりして(下り坂じゃないか)。
しかし一番の注目は浦賀の「ゴジラのテーマ」でしょう。これ、すごいですね。理由は「たたら浜(観音崎)にゴジラが上陸したことに由来」だそうですが、そうかゴジラは京急に沿って品川や銀座を襲撃しに行ったのか…。この曲を使うなら、やっぱり駅の案内放送も「電車が現れました!危険ですから黄色い線の内側に避難してください!」とかいってやってほしい。北総7000系が走っていたころなら、あのΣ形で銀色の車体がなんとなく「メカゴジラ」っぽくてよかったかもしれませんね。って、北総7000系は浦賀に入ったことはなかったかも。
というわけで、浦賀駅はぜひ小田急の祖師ヶ谷大蔵(「ウルトラマン」「ウルトラセブン」)とかJRの高田馬場(「鉄腕アトム」)とかと対決してほしいところです(何を対決すんだか)。最近は「ゆるキャラ」とか「ご当地ヒーロー」対決!みたいなイベントがけっこう流行ってますから、「ご当地駅メロディ対決」もけっこう受けそうですが。