追記:台湾でモバイルインターネットを使う

 今回台湾に行った際には、現地から写真や記事のアップロードを行いました。そこそこのホテルだとネット接続が可能なところがほとんどのようですが、さすがに一泊500元というようなところだとそんな設備はありません。
 でも、台湾は電脳大国だけあってモバイルインターネットが超便利です。これさえ使えればネット接続設備のない安宿でもつなぎ放題。というわけで、ここ2回の訪台で使ってみたネット接続方法をご紹介。

  • 無線インターネット(HSDPA)を利用する

 日本のイーモバイルのような、携帯電話の回線を使ったインターネット接続です。桃園空港に2社(「Hi-Power Digitalworld」と「FarEasTone(遠傳)」)のカウンターがあり、USB接続のモデムがレンタルできます。レンタル料金は見たところどちらも1日200元。ただしデポジットを6000元程度取られます(モデム返却時に返金)。私はFETのを借りましたが、身分証明書はパスポートと日本の免許証でOKでした。
 借りられるモデムはイーモバイルの「D02HW」と同タイプ。ただUSB端子に差し込むだけでインストールされますが、カウンターでちゃんと動作確認や使い方の説明もしてもらえました。
 ちなみに「Hi-Power Digital」は台湾最大の電話会社、中華電信の回線を使ったMVNO、FETは大手の携帯電話会社です。利用可能エリアに違いはあるんだろうか。

 台北には、市内の広範囲をカバーする(らしい)「Wiflynet」という無線LAN接続業者があり、無線LAN機能付きのPCを持っていれば、ユーザーIDとパスワードを購入するだけで簡単に使えます。
 台北市内で無線LAN機能付きのPCを起動して、無線LANをONにすると、恐らくwiflyやその他の電波を拾うはずです(「ワイヤレスネットワーク接続」が表示される)。wiflyを選んで「接続」ボタンを押し、ブラウザを起動すると、wiflyのID/パスワード入力画面になります。「帳号」がID、「密(石馬)*1がパスワードです。
 ユーザーIDとパスワードはオンラインでもカード決済で買えるようですが、セブンイレブンでも売っています。

 これがIDとパスワードの入ったパッケージ。1日用は99元、1カ月用は500元。CDアルバムサイズの紙箱で、CDや雑誌類のところにおいてありました。実際には箱の中は空っぽで、裏にIDとパスワードが書いてあるだけ。パスワード欄は銀のスクラッチになっているので、削るとパスワードが現れます。
 あとはIDとパスワードを入力すればOK。あっさり使えてしまいました。速度は実測0.8Mbps程度でしたが、実用的には全然問題を感じませんでした。
 パッケージを見ると、台北市内以外にも台湾全土の高鉄の駅周辺や、スターバックスなどで使えるようです。

*1:石へんに馬