Vermeer Blue MSE60000

 ついに登場した小田急の千代田線直通用ロマンスカー、MSE60000。
 現物を見たわけではないが、写真を見る限りは想像図よりずっと良さそうだ。個人的には平屋の構造ということもあって、SE車の近未来型を見ている感じ。特に正面から屋根へのラインがなんとなくSEを彷彿とさせる。想像図のような「タンゴエクスプローラーだろこれ」という印象はそれほど受けない。
 一番気になっていたのはボディカラーで、想像図では「フェルメールの絵のような青」という割にはだいぶ水色っぽい色だったので「これがフェルメール・ブルー?」と思っていたのだが、光線の具合にもよるだろうが思っていたよりは濃い目の色のようでなかなか上品な感じ。ラピスラズリの色ですからね>フェルメールの青
 ボディのベースカラーが青系なのにバーミリオンオレンジのラインを入れるという点も、けっこうキモいものになるんじゃないかと危惧していたのだが、これもなかなかかっこよく決まっている。造形がシンプルな分、カラーリングの良さが光る感じだ。
 というわけでかなりいい感じではないかと思っているのだが、個人的好みからいえば床下機器はボディマウントにして欲しかったところ。正面連結器も、流線型先頭車側だけでも何らかの収納式になっていればさらに良かった。そうすればいい意味での「異物感」がもっと強調されたと思う。まあ、今回の場合は地下鉄乗り入れということで機能的に無理な部分はあるのだろうが。
 運行は当初計画にあった謎の湯島発着から北千住発着に変更され、しかも朝の上りや臨時の新木場直通も設定するということでなかなかやる気だ。しかし朝のダイヤはどういう風になるんだろうか?来年春のダイヤ改正はけっこう大規模なものになりそうだな。
 

 しかし小田急といえば、そろそろマジで5000形が危なくなってきた。俺にとって一番親しみのある電車だから、こいつはちゃんと記録しておきたいんだよな…
 20数年を過ごした小田急沿線を離れて5年目になったが、本当にこの数年間の変化には驚きだ。