インドの時刻表

 インドの時刻表を入手。もともとインドは行ってみたい国の一つなんですが、最近The Indian Railway Fan Clubという超充実した内容のサイト(インド版Railfaneurope.netという感じ)を見つけて以来俺の中でインドが急速に熱くなっている。
 で、インドの鉄道関係で本とかないかなあと思っていろいろ検索してみたら、なんとティラキタというインド関係ネット通販ショップでインドの時刻表を売っているのを発見。しかも最新版のほかに04-05年版もある。というわけで速攻注文してみました。

 左が04-05年版、右が最新版。

 版型は205mm×256mm、ページ数は04-05版が258p、最新版が283p。広告や一部ページがフルカラーのグラビア、他は5色刷りで日本の時刻表より見やすい。発行はインド国鉄の南部鉄道局(Southern railway、本部チェンナイ)になっている。タイトルは"Trains at a glance"。at a glance=一見して、ということで要するに早見時刻表というか、日本でいうと「スピード時刻表」的な内容で、幹線の優等列車を掲載している。なにしろ総延長63000km、一日1万2000本を運行しているということなので*1全部載っていたらこのページ数では収まらないだろう。言語は英語。まあヒンディー語だったら俺は全く読めないわけだが。
 見方はトーマスクックのような感じで、駅名がずらっと並んだインデックスか路線図からテーブルナンバーを探す、というやり方。面白いのは列車名や列車番号でも引けるところで、これは普通急行なんかにも列車名が付いている(普通列車でも"○○passenger"とか付いているそうだが)からできることだろう。「列車番号」というのは日本だと鉄ヲタ以外にはほとんど馴染みがないが、中国とかだと「第○○次特快」とかみたいに列車番号で切符を買ったりするから、インドもそういう感じなんだろうか。
 インドの鉄道といえば広軌から610mmのナローまでいろんなゲージがあるので、時刻表のテーブルナンバーのところにも「BG」(Broad gauge=広軌)とか「MG」(メーターゲージ)といった表記があるのも面白い。幹線主要ルートがメインの時刻表なのでBGが多いが、あのダージリン・ヒマラヤン鉄道など「NG」(ナロー)の路線もいくつか載っている。
 時刻のほか、日本の時刻表でいうところのピンク色ページ(要は営業案内)も予約方法、チケットの見方、車内設備、運賃表etc.となかなか充実していて、特にインドに行く予定がなくてもインドの鉄道がどういう感じかを知るにはいい資料だ。まあ、実際に行ってみれば書いてあるようにうまくは行かないんでしょうが。
 実は今年の夏はインドに行こうかとも思っていたのだ。水害が酷かったらしいのと、日程的な問題で断念しましたが。冬はインド行くかな…

*1:日本全国の1日の運転本数ってどのくらいなんだろう