中国のE2系、2月から運行開始

 中国に輸出された新幹線E2-1000と同タイプの車両が、2月の「春節ダイヤ」から上海-南京・抗州、北京-武漢など複数の区間で営業運転に投入されるそうです。
 列車は8連で、見た目はE2-1000と変わらない。特にステップなんかもないようだがホームの高さは合わせてあるのだろうか。塗装は白ベースで、窓下に細い青帯が入っていてけっこうスマートな印象。全60編成を導入する計画で、うち57編成は現地生産するそうだ(青島の工場で製造。ちなみに青島にはボンバルディアと提携している工場もあった気がする)。
 この列車は高速新線ではなく「在来線高速化計画」で導入されたのだが、まずは160km/h運転ながら段階的に200km/hに引き上げるとのことで、速度に関してはさすが標準軌の国だなと思う。これがうまく行けば、すでに標準軌鉄道のある国で、在来線高速化用に新幹線車両を導入する動きが出てきたり…はしないか。各国で活躍するイタリアの「ペンドリーノ」とかスペインの「タルゴ」なんかを見てるとちょっと期待してしまうのだが。
 しかし中国の列車にわざわざ乗りに行ったら来たのはE2系、ってのも嬉しいようなつまらないような、難しいところだ。

 追記:その後、実際に乗車しました。乗車記はこちら。