looking back 2006

 今年2006年は、相次ぐ事故で鉄道への信頼性が揺らいだ2005年に比べると日本では大きな事故もなく(世界的には相次いだが…最大の事故としては9月のドイツ・トランスラピッド衝突事故)その点では平和な年だったといえるだろう。印象としては、関東での103系東海道線京口113系寝台特急「出雲」とか、消え去るものの多かった年、という気がします。
 個人的には、箱根登山線小田原ー湯本間から登山電車の運用消滅(3月)、北海道ちほく高原鉄道廃止(4月)、小田急9000の引退(5月)、長野電鉄に「ゆけむり」デビュー(12月)…というのが大きな出来事でした。新しく登場したものでは、東武スペーシア新宿乗り入れ(3月)、富山ライトレール開業(4月)が画期的だった。海外ではなんといっても青蔵鉄道の開業(中国・チベット、世界最高所を走る)でしょう。
 今年乗った列車で印象に残っているのは富山ライトレール(まさに日本初の本格的LRTと言える)、特急「はくたか」のグリーン車(681系。初めて乗ったがかなり居住性良かった)、trenitaliaのETR500(Eurostar AV。シンプルかつ凝ったインテリアがさすが)あたりでしょうか。来年も消える列車、登場する列車といろいろあるでしょうが、線路の続く限り(まあ線路のないところにも行くだろうが)いろいろな所に行って、いろいろな列車に乗ってみたいもんです。
 ちなみに今年最後に乗った車両は小田急3000形の3661だった。